娘のあかりが3歳4ヶ月の頃、
初めてパパとママにコーヒーをいれてくれた日がありました。
今日はそんな日の思い出話です。
豆をひいて、お湯を注ぎ、コーヒーをいれるまで|パパサポート付き
まずはコーヒーミルで
カリカリとコーヒー豆を粉にしていきます。
豆は奈良に来て初めて出会った凡豆(ぼんず)という珈琲豆やさんのを。

小さい子には意外と力がいりますが、遊びに来る子供にも人気の作業。
そして、コーヒーをいれるセッティングをしたら、
まずはパパに見本を見せてもらいます。


ほうほう!3歳のあかり、興味津々です。

「ポタポタしてるー!」と、
コーヒーが落ちてくるのを発見し大興奮。
「次は、あかりがやってみるね」
いよいよ熱いお湯が入ったやかんを持ってチャレンジ。
パパもママも、ヒヤヒヤすながら見守ります。

「1、2、3、4、5」と
パパに教わった通り、しっかり数を数えながら
ゆっくりいれていきます。
これは絶対に美味しい。
娘がいれてくれたコーヒーが飲めるなんて最高です。

最後はカップに注いで完成。
あかりの飲み物に牛乳を用意して、乾杯タイムです。
「あかりのが1番おいしいね!」|おいしいコーヒーをいれるコツ

「かんぱーい!」
3人で乾杯をして、
あかりがいれてくれたコーヒーを一口のむと
すんごく美味しかったです。
いつも自分たちでいれるよりも美味しい!
喜んで飲んでいると、
あかりが聞いてきました。
「パパとママがコーヒーいれると、どんな味?」
「苦いかなー」
「じゃあ、あかりのが1番美味しいね!!」
本当にその通りで、とっても優しい味がしました。
私はふと、以前観たかもめ食堂という映画のワンシーンを思い出しました。
美味しいコーヒーを淹れるコツの話をしているシーンがあって
そのコツは
「人にいれてもらうこと」
本当にその通りで、
あかりにいれてもらったコーヒーは
世界一美味しく感じました。
まだあかり赤ちゃんの頃、
夜泣きがひどくて寝不足だった時に
龍太さんに珈琲を入れてもらう時がありました。
「インスタントでもいいから、龍太さんに淹れてほしい」
私はその時、
1日の終わりに一杯のコーヒーを求めたのではなく
人からの優しさが欲しかったんです。
それが、パートナーからだったら最高に癒される。
その優しさの形が、
龍太さんに淹れてもらったコーヒーでした。
手動のコーヒーミルを買ったのも、
あかりが寝た後に、音をあまり立てずに美味しい
コーヒーを飲むためでした。
音ですぐに起きてしまう子だったので。
時にインスタント、
時にドリップパック、
時に豆から。
その時々のコンディションで
私から淹れる時もあれば、
淹れてもらう時も多くありました。
この時の経験があるからか、
私は、龍太さんのお店のコーヒーを買った時に
自分用に飲むだけでなく
ぜひ人にいれてあげてほしいんです。
あなたが淹れてくれたというだけで
美味しいんです。
労いの一杯になります。
あなた自身が人に淹れてもらうコーヒーが
飲みたくなったら、お店で龍太さんに
淹れてもらってください。
カウンターで飲むことができます。
コーヒーをいれてくれた日、
あかりは一仕事終えたように
美味しそうに私が注いだ牛乳を飲んでいました。

自分で牛乳を注げるようになった小学生の今でも
「ママがいれた牛乳が飲みたい」と
お願いしてくることがあります。
人にいれてもらった方が、美味しいというのは
あかりも同じでした。
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