私は、一定に聞こえるエンジン音がむしろ心地よく
気がついたらぐっすりと眠っていました。
深夜3:20分|暗闇の海から見た灯台の光と、心地よい船の声
※ここからは、深夜の船上で感じた記事内で最も個人的な感情の記録です。
深夜の船の様子や、空気感を感じていただけたら嬉しいです。
眠っていた場所の揺れは、ゆりかごよりも大きくて、
ベビーパンサーより激しくない。
けどくっきりと
波が揺れるたびに動いたりのがわかる。
ゆったり上下に。
時折やや大きめの波がきて
船体がぐーんっとアップダウンしているのを感じる。
船の声が一定してごーーと静かに唸る。
これが意外と心地よい。
安定した音と
不安定だけど大きくない波に揺られて、
思った以上に眠れた。
夢は見なかった。
どこか、あさーく起きていて
波の揺れと船の声を聞いている感覚。
時折人のいびきが混じる。
夜中の3:20分ごろ、トイレに目が覚めた。
トイレに行った後、夜の甲板はどうなってるのか気になって外に出た。
「気をつけてくださいね」
夜に外のデッキに出ていいか確認した時に言われた
受付のお兄さんの言葉を思い出しながら、
ゆっくりドアを開いて外に出た。
船は明るい。
外でも床は、はっきり見えるくらい。
その明るさの中では、夜に目が慣れても星はほぼ見えなくて
目を凝らしたら一つ二つ、ポツリと見えた。
外の風は生ぬるかった。
意外と、塩の匂いはあまり感じない。
ごーーーという、船の声だけ聞こえる。
明るい船から海を見ると、
真っ暗だけど、船が通ったことがわかる海の水の白い泡は、
暗闇でも見えた。
船が進んでるのがよくわかる。
船の周りは真っ暗闇だけど、
一定の間隔で見える光があった。
灯台の光だ。
定期的に、光ってる。
これも、全く知らなかったことだけど
灯台は一つだけでなく
左右均等にいくつか光って見えた。
灯台の数だけ、光は何個も見える。
この真っ暗な海の中、
安心して進めるのは
船の人の力だけでなく、
陸にいる人のおかげなんだ。
飛行機だって、陸の人の力がないと
降りられない。
助けられている。
自然とそれを感じることができた。
私は夜中の広くて誰もいない甲板に大の字で寝そべってみた。
下の方の宿泊場所と比べて、
寝心地は安定していたけど
船の声はごーーっとしっかり聞こえた。
船が動いてる音は
うるさいどころか、
すごく安心した。
部屋に戻ると、
あかりは私の布団の上の枕に手を置くように
寝る陣地を広げて眠っていた。
他の部屋からいびきが聞こえる。
龍太さんも、よく眠ってそう。
けど、あの灯台をみたいかなと思って、頭を撫でて起こした。
「もうあさ?」
少し寝ぼけた感じに小さな顔でそう言うのを
シーと言う動作で止めた。
周りの寝てる人を気にしながら
本当に小さな声で伝えた。
私「いま、外とに出てきたよ。
船が明るいから星は見えないけど
灯台の灯りが見えるよ」
龍太さん「へーー、いっしょにいく?」
私「あかりが起きた時のために
ここにいるよ。
甲板にだれもいないから、大の字で寝てきちゃった」
静かに笑いながら、
龍太さんは明るい廊下に向かって部屋を出た。
あと数時間で朝日が昇る。
その時に、外の感想を聞こう。
あかりの隣で、
やっぱり下は揺れるなとおもいながら
もう一眠りした。
次回はいよいよ、宮崎に到着です。
船の上の日の出と朝ごはん、宮崎港の様子を一緒に味わいましょう。

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