《前回までのあらすじ》
宮崎に住む自転車で地球を6周したエコロジスト・松本英揮さんを訪ねるため、
私たち家族3人はフェリーで宮崎に到着!
1日1本のバスを逃し、タクシーで目的地に向かいました。
松本英揮さんとは?
自転車で地球を6周し、地球環境をテーマに世界各地で講演会を2,000回以上開催してきたエコロジスト。2023年には自然素材のみで新月エコハウスを自力建設。彼の生き方はドキュメンタリー映画として撮影され、多くの賞を受賞しています。
映画タイトル「自転車で地球6周して分かったこと」(アマゾンプライムで視聴できます)

宮崎の新月エコハウスにて|松本英揮さんとの再会!!
タクシーに揺られること数十分。ついに目的地である、
松本英揮さんが自力建築された「新月エコハウス」に到着しました!
松本英揮さんとは?
自転車で地球を6周し、地球環境をテーマに世界各地で講演会を2,000回以上開催してきたエコロジスト。2023年には自然素材のみで新月エコハウスを自力建設。彼の生き方はドキュメンタリー映画として撮影され、多くの賞を受賞しています。
映画タイトル「自転車で地球6周して分かったこと」(アマゾンプライムで視聴できます)
「よく来たねーー!」と
車から降りると、英揮さんが笑顔で出迎えてくれました。
この瞬間、「あぁ、ようやく本当に宮崎に着いたんだ」と心から喜びを噛み締めました。
英揮さんの家へ上がらせていただく前に、
まず最初に見せてくださったのが、ご自身で掘って作られたという井戸。
「まずは呼水(よびみず)を入れて……」と
英揮さんはあかりに、ポンプの穴に水を入れる理由と、
そこからお水を汲み上げる方法を優しく教えてくれました。






教わった通りに、あかりは一生懸命レバーを上下に動かします。
お水が出始めると思わず、
「おぉ〜出た!」と嬉しくなります。
汲みたての井戸水で手を洗わせてもらうと、
お水が「柔らかくて」びっくりしました!
お水に「硬い」、「柔らかい」もあるの?と
思われるかもしれませんが、
手にあたる水の感覚が水道水とは全然違って、柔らかいんです!
これは、井戸水を味わえる機会があったら
ぜひ感じ取ってみてほしい感覚です。
民家の一角で薪割り|行動の瞬間に見える「信じて見守る」姿勢
井戸水に感動しているのも束の間、
次はこれやってみよう!と用意されたのが薪割り。
まるで森の中で暮らしているような雰囲気ですが、
新月エコハウスがあるのは、普通の住宅が立ち並ぶ民家の一角。
住宅街の中で、
井戸を掘り、薪を割る。
英揮さんの「こだわりの暮らし方」が、垣間見た気がしました。
そして何でも、子供のあかりに
「危ないから!」と止めるのではなく
「ここは気をつけてね!」と注意点を教えてくれた上で実際に経験させてくれる。
さも当然のようにあかりに斧を持たせ、経験させてくれるその姿に
これまで多くの人と向き合い、自分自身の生き方を貫いてきた人の、
揺るぎない深みを感じました。
もう1人?の家族の紹介|気持ちいいと感じる空間のお家
そして、いよいよお家の中に入る時に
「豚がいるんだよー」と教えてもらい
あかりは目がキラキラに。
最近あかりが触ってみたかった動物第1位が、まさに豚なんです。
皆さん。
ぜひ「マイクロブタ」を検索してください。
あかりが触りたい!とイメージしてるのがこの可愛らしい豚です。
もしくは、映画の「ベイブ」に出てくるような愛くるしい豚の姿です。
英揮さんの家のお庭にいる
ブタさんに初めて会った時の写真がこちら。



……完全に映画『もののけ姫』に出てくる
乙事主(おっことぬし)さま。
迫力のある大きな体に、主のような堂々とした存在感。
鳴き声も本当にそのまんまで、『もののけ姫』冒頭の神の唸り声のような重低音が響き渡ります。
想像とのあまりのギャップに、あかりは豚と距離をとって立ち尽くし
完全に時が止まっていました。
おもてたんとちがう、と。



英揮さんに教えていただいた名前は「ゆんすけ」
15歳の次男だと紹介してもらいました。
大切にされているのが伝わってきます。
そして後から気づいたのですが、
これだけ立派なブタさんがいるのに、動物特有の獣臭が不思議なくらい
ありませんでした。
((※なぜ臭いがほとんど無いのか……その理由はまた後の記事で詳しく書いていきます)
そして、英揮さんのお家の中でしばし休憩タイム。
裸足で歩きたくなるような木の床。
「冬に火を灯して眺めたら最高だろうな」と思わせる玄関付近にある薪ストーブ。
湿気を感じるまだ暑い8月後半でも、
まるで森の中で深呼吸しているような心地よさがありました。
とにかく「気持ちいい」。
心からそう感じられるお部屋でした。
自然素材でつくられた空間からこれほど「気持ちいい」と感じるということは、
日頃化学製品に囲まれて過ごすことが、
体にとっては自然なことじゃ無いんだなと気付かされます。
お部屋をいきなりどうこうすることはできないけれど、
せめて「肌に直接身につける服には、もう少しこだわってみようかな」と考えた瞬間でした。
初めて訪れた場所なのに、
どこか懐かしく居心地のいい空間で、しばしお茶とおしゃべりを楽しみました。
英揮さんの「新月エコハウス」自力建設の話は息子さんが英揮さんの思いを代弁して書かれている
こちらのnoteで読むことができます▶︎英揮さんのnote
宮崎の海へ出発!英揮さんの『マイ箸』と絶品海鮮ランチ
英揮さんのお家で少し休憩した後、
「早速行こう!」と英揮さんの声ですぐに海に行く準備を整え
車に乗って、英揮さんオススメの海へ出発。
道中、立ち寄ったのが英揮さんオススメの刺身定食がある『お食事処大潮』
英揮さんが予約をしてくださっていて、
あかりの分も食べやすいように量を調整して用意してくださっていました。
そのお気遣いが本当にありがたく、
宮崎にようこそ!のおもてなしの気持ちが伝わってきました。
お刺身につけるお醤油がなんと2種類!
九州ならではの「少し甘めのお醤油」がとても美味しく、
ほんのり甘味と歯応えのある新鮮なお刺身の旨みをグッと引き立ててくれます。
一方、あかりは慣れ親しんだ定番のお醤油が気に入ったようで、
パクパクと勢いよく食べていました。
お味噌汁は、いろんな魚介の出汁の味がして
飲むと思わず美味しくて『ほわ〜〜〜』と心が解けてしまうような、
優しくて深いお味でした。



そして、ご飯を食べるときに私が気になったのが
英揮さんが持ってきて使っていたマイお箸。
「お箸、綺麗ですね」と伝えると
「いろんな伝統工芸があるけれど
この『若狭塗(わかさぬり)』のお箸が1番模様に遊び心があって好きなんだ」と
嬉しそうに教えてくれました。
若狭塗のお箸のサイトを除いてみると、綺麗なお箸がたくさん。
しかも、今年1月に家族で行った福井を代表する名産品。小さいけれど、縁を感じました。
美味しい食事でお腹が膨れたところで、車で海に再出発!
道中は時折パラパラと雨が降っていましたが、
晴れ女のあかりのパワーのおかげか、海に到着する頃にはすっかり雨も上がっていました。
宮崎の海に到着!|自然と人が集まる人
海へ向かうドライブ中、英揮さんがニコニコしながら教えてくれました。
「この辺りにはね、日本一紳士的な猿がいるんだよ」
紳士的!?
「猿」と「紳士的」という言葉があまりに結びつかず、
私が頭の中に「?」を浮かべてぼーっとしていると、
ふと民家の屋根の上に数匹の猿が見えました。
「猿だ!!」と気づいた時には
あっという間に車で通り過ぎてしまいました。
言われてみれば屋根に大人しく座っていたような……。
なんで紳士的なのか、次回ちゃんと聞いてみたいです。
最初に出迎えてくれたのは可愛らしい猿のモニュメント
地元の人たちに愛されている雰囲気がひしひしと伝わってくる像でした。



車を降りて海へ向かうと、一人の男性が笑顔で英揮さんに
話しかけてきました。
英揮さんのご友人だそうで、すぐに私たちにも紹介してくださいました。
「英揮さんがここに来る」と聞いて、わざわざ会いに出て来られたのだそう!
すごく慕われているのが伝わってきて、
そんな英揮さんを私たち家族で独り占め(家族占め!)
させてもらっていることが、どれほど贅沢でありがたいことかを改めて実感しました。
「早く海に入ろう!!」
準備万端で海に入りたがるあかりにせがまれ、
大人同士の楽しいおしゃべりを一旦切り上げて海へ。



手付かずの大自然がそのまま残っているような、
大きな島(幸島)を目の前に眺めながら、しばし海を満喫します。



奈良という海なし県に住む私たち。
2年ぶりに海で泳ぎました。
波に合わせて砂浜に流されながら
「きゃーー!」と声をあげてはしゃぐあかり。
その弾けるような笑顔を見ているだけで、私まで嬉しく楽しくなりました。
龍太さんは、海と自然の美しさを見て
「やっぱり、水中カメラ買おう」と
ゴーグルをつけ水に濡れた姿で私を見て、決意を言葉にしていました。
しばらく遊んでいたら、雨が降り始めたので
シャワーを浴びてお着替え。
幸島 浜の店で英揮さんオススメのチーズケーキで休憩タイム。
あかりは大好きなソフトクリームを幸せそう味わっていました。



何気ない休憩時間。
英揮さんとご友人が話してくれるお話がどれも興味深く、面白くて。
同じ価値観で会話されている2人の話は、
ずっと話していても全く飽きない時間でした。
ずっと話していて、飽きない時間でした。
本物の周りには、本物の人が集まるんだなと感じます。
「本物の周りには、本物の人が集まるんだな」
そう心で感じながら贅沢な時間を味わい、
真っ暗な夜になる前に英揮さんのお家に帰宅しました。
新月エコハウスでお風呂|感動した手作りの麻炭石鹸
英揮さんのお家に帰ってきて
早速お風呂をお借りすることに。
「この麻炭石鹸、全部使っていいよ!」と
満面の笑みで用意してくださった麻炭石けんを見て
私は感動しました。
英揮さんの紹介で奈良で知り合った友人から、
「この石鹸使ってみて」と分けてもらったのが
麻炭で作られた自然素材の石鹸。



私は昔から肌が弱く、香料付きの石鹸だと痒くなりやすいため、
大人になってからもずっとベビー石鹸を使っていたんです。
「麻炭の石鹸は手で持っているだけで
気持ちよくて。もったいなくて使えないんです。
使ったらなくなっちゃうから」
そんな話をドライブ中にしていて
「そりゃ使ったら無くなるよーーー!!」と
龍太さんと英揮さんに爆笑されたばかりでした。
その大切な麻炭石鹸を、惜しげもなく
「全部使っていいよ!」とお風呂場に用意してくださったんです。
なんて優しい……。
湯船だけでなく、気持ちも温かいお風呂タイムでした。
手作りの夕ご飯と、自然の風で眠る夜
全員がお風呂に入った後は
英揮さんが作ってくださった手作りの夕ご飯タイム。
野菜たっぷりの水餃子に、
土鍋で炊かれたご飯(炊飯器は使われていませんでした)
そしてご飯に合うお供の数々。



なかでも滞在中、あかりが「美味しい!」と
どハマりしたのがコチラのちりめん佃煮。



宮崎のスーパーで売られていたもので、
ほんのり甘みがあってとにかくご飯が進む味!
賞味期限が長ければ買って帰りたかったほどで、
真夏でなければ絶対にお土産に買っていたかもしれません。
楽しい夕ご飯タイムが終わり、
明日に備えて眠りにつきました。
英揮さんが「暑かったら、エアコンつけていいからね」と
優しく声をかけてくださったのですが、
私たちは使わせてもらったお部屋の窓をあけ、
扇風機を回すと
じわっと暑さはあるものの、寝られないほどではありません。
せっかくなら自然の空気を感じて眠りたかったので、
結局、滞在中私たちは一度もエアコンを使いませんでした。
大人よりも子供のあかりの方が暑かったはずなのに、
一度も文句を言うことなく過ごしてくれたのがとても印象的でした。
次の記事では
宮崎と鹿児島の県境にある霧島で見た大自然のお話と
秀樹さんの家の次男、ゆんすけ君(ブタ)の話です。
一緒に宮崎を旅していきましょう。



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