【宮崎県宮崎市】家族3人奈良から船で行く宮崎旅⑦|宮崎最終日。松本英揮さんに教わった本質

あかり手書きの松本英揮さん

《前回までのあらすじ》
宮崎に住む自転車で地球を6周したエコロジスト・松本英揮さんを訪ねるため、
私たち家族3人はフェリーで宮崎に到着!
英揮さんのドライブで宮崎と鹿児島の大自然に触れた2日目。
「新月エコハウス」に泊まって、いよいよ帰宅の3日目のです。

松本英揮さんとは?

自転車で地球を6周し、地球環境をテーマに世界各地で講演会を2,000回以上開催してきたエコロジスト。2023年には自然素材のみで新月エコハウスを自力建設。彼の生き方はドキュメンタリー映画として撮影され、多くの賞を受賞しています。

映画タイトル「自転車で地球6周して分かったこと」(アマゾンプライムで視聴できます)

目次

帰宅する日の朝|ゆんすけ君にご挨拶

宮崎に来て3日目の朝。
ぐっすり眠って元気なあかり。

新月エコハウスにて 元気なあかり

井戸水で顔を洗って身支度を整えてゆんすけの元へ。
今日も梨を持って庭に行きます。

滞在中、何度も「ユンスケに会いたい」と言っていたあかり。
夜、お風呂に入っている時は、人間のようないびきが聞こえてきて、
あかりと顔を見合わせて笑ってしまいました。

ゆんすけ君 豚

今日も相変わらず立派なお姿です。

今日は奈良に帰る日。
梨を近くに持っていきながらご挨拶しました。


「3日間お世話になりました、ありがとうございます。
またぜひ来させてくださいね」
心を込めて伝えると——

「ぶぎぃぃぃーーーーーー!!」


思わずビクッとなるほどの盛大な雄叫び。

私は、『イエス』と、受け取りました。
きっと「また来てもいいよ!」とOKしてくれたのだと思います。
早く梨が食べたかっただけかもですが。

今まで聞いた中で一番大きな声で見送ってくれました。

日本最大級の磐座がある大御神社|温かさを感じる「さざれ石」

朝ごはんを食べ、英揮さんオススメの珈琲屋さんでくつろいだ後、
日本最大級の磐座がある大御神社に連れて来ていただきました。

《大御神社とは?》

大御神社は、皇祖・天照皇大御神(アマテラススメオオミカミ)を御祭神として
お祀(まつ)りする古社。
平成15年に拡張工事を行った際、払い除けた竹藪の中から
見つかった巨石は、「神座(かみくら)」と呼ばれ、
国歌「君が代」に歌われているさざれ石の巌(いわお)です。

海のすぐそば、自然のど真ん中に突如姿を現したような神社でした。

宮崎 大御神社


宮崎で訪れた場所はどこも自然の雄大さが凄まじく、
「ここから神様が生まれたんだよ」と仮に言われても
深く納得してしまうような迫力と空気感があります。

宮崎 大御神社

大御神社に足を踏み入れ、奥の山の下に見えるのが日本最大の磐座です。

宮崎 大御神社 龍神の霊 日本最大の磐座

手前に見えるのが「龍神の霊(玉)」、その奥にあるのが「磐座」です。

驚いたのは、岩のそばに行くとじんわりと温かさが伝わってくること。

感情的に胸が熱くなるという意味ではなく、
物理的に“あたたかいものの側にいる時”のあの感覚です。
じんわりと体に熱が伝わってくるのを感じました。

宮崎 大御神社 龍神の霊 日本最大の磐座

「この岩の上で岩盤浴ができたら、どんな疲れも癒やされそう……」
そんな風に感じるほど、心地よい温もりでした。

宮崎 大御神社 龍神の霊 説明
宮崎 大御神社さざれ石説明

この磐座と大きな山の壮大な迫力は、
どうしても写真だけでは伝えきれません。

宮崎に行ったら必ずもう一度訪れたい、特別な神社になりました。
皆さんもぜひ、この不思議な温もりを体感しに足を運んでみてください!


磐座がある場所にずっと居続けたい気持ちを抑え、
社のそばを通ると、リズムが心地いい大きな太鼓の音がしました。

宮崎 大御神社

私たちの目が行ったのは、
太鼓の音よりも、この子でした。

「猫ちゃん!!」

宮崎 大御神社


あかりは大喜び。
猫ちゃんはとても人懐っこく、
気持ちよさそうに体を撫でさせてくれました。

宮崎 大御神社

そして、大きな太鼓の音が
1番響いているであろう社の下でこの表情!

なんていう大物な猫でしょう。

あかりは猫と離れるのが名残惜しそうに、
神社を離れました。

海の駅 ほそしまでお昼ご飯|体に染みる海の幸

宮崎滞在最終日のお昼ご飯は海鮮!
英揮さんオススメの海の駅 ほそしまにやって来ました。

宮崎県 日向市 海の駅 ほそしま 外観

それぞれ注文したのが

・龍太さん : 漁師海鮮丼定食(大盛) 1500円
・私 : 獲れとれ刺身定食 1400円
・あかり : お子様ランチ寿司 800円

海の駅 ほししま 漁師海鮮丼定食大盛

大盛りで器から盛り上がる海鮮丼。

海の駅 ほししま 獲れとれ刺身定食

どれを食べても美味しいお刺身。

海の駅 ほししま お子様ランチ寿司

子供の大好きが詰まったお子様ランチ。

そして、嬉しくもあり驚いたのが、
英揮さんが私たちの分までマイ箸を持って来て
貸してくださったことです。


英揮さんがマイ箸を使っている姿に影響を受けて、
昨日のお昼に訪れた「イーヴィレッジ」さんで
再利用できる竹のお箸を家族3人分購入していたのですが……。


リュックのどこにお箸を入れたか忘れてしまった私……。
習慣になっていないことは、つい忘れてしまいます。


当たり前のようにお箸を持参する英揮さん。


こうして外食の際にもマイ箸を必ず持ち歩き、
余計なゴミを出さない暮らしをどれだけ積み重ねてきたのだろうと思うと、
継続することの凄さを改めて実感しました。

ギリギリまで宮崎を満喫|雑貨&カフェ 民さんで昔ながらのかき氷

「美味しいかき氷があるんだよ!」
そう言って、当たり前のようにオススメのお店を案内してくれる
英揮さん。

海の駅ほそしまから車で20分ほど移動し、
宮崎県日向市にある美々津(みみつ)(重要伝統的建造物群保存地区)
にやって来ました。

美々津 重要伝統的建造物群保存地区 案内看板

神武天皇が東征の際に出航した神話ゆかりの地でもあります。

神武天皇が東征の際に出航したゆかりの地


白壁の土蔵や格子窓、障子が貼られたお家など
海風と相まって優しい空気感が漂っていました。

美々津(みみつ)街並み

街の至る所に
歴史を感じます。
こういうのを、ノスタルジックと言うのでしょうか

美々津 ポスト

このレトロな郵便受け、可愛すぎませんか?

そして、趣のある古民家『雑貨&カフェ 民』さん

美々津 雑貨&カフェ 民

昔ながらの大きな氷を
手動のかき氷の機械にセットし、シャリシャリと削り出された氷が
美味しすぎて、あっという間に食べてしまいました。


あまりのおいしさに、写真を撮り忘れるほどです。


かき氷を食べて一休みした後は、
この街の穏やかな空気に触れながら少し散策。

綺麗なお花を見つめるあかり

帰り際に見つけた、日の光がスポットライトのように
当たっている可愛いお花を見たり

海や街並みを見たり。

そうこうしていると、名残惜しいですが
もう帰らなければならない時間になって来ました。

家族みんなで井戸水を汲む|英揮さんに教わった本質

近くのスーパーで帰りの船の中で食べるお弁当を購入し
一度英揮さんのお家「新月エコハウス」へ。

最後に家族みんなで井戸水をバケツに汲みました。
3日間の宮崎滞在で、宮崎に来た当日よりも
水を汲むのが上手くなっていました。

宮崎 新月エコハウス 井戸

・食器を洗う用
・食器をゆすぐ用
・トイレの水を流す用
・お風呂で使う用

たくさんの場面で使うお水。
バケツの食器洗いに使った水を土にまき、バケツを洗って
新しく水を汲んで運ぶ。

これだけでも重労働です。

英揮さんは、「いいよー、そのままで!」と
おっしゃってくれましたが、
お世話になった気持ちとしてやりたかったんです。


新月エコハウスでの日々を振り返ると

トイレの水も、なるべく井戸水で流し、
食器洗いも井戸水。
お風呂のお湯を温度調整する水も井戸水。

井戸水で顔を洗うと、水が柔らかくて気持ちよかった。


電気も、使わない部屋はこまめに消すどころか
英揮さんは徹底して消していました。
エアコンは使わずに風の通り道を作って、窓や戸を開けて、扇風機を回して涼む。

そして、持ち物は少ない。
これは、貧しいからではありません。
心が豊かだからなんです。


英揮さんが言っていた言葉で
「ものの多さは不安の多さ。持ち物が少ないからこそ、
あるものを大切にするんだよ
」という本質的なことを教えてくれました。


3日間の車での移動中、
英揮さんと色んな話をしました。


全国で2000回以上の講演をされていて、一番多い相談は子供のアトピーと不登校だそうです。 
そして、「親が子供に対して過保護」だと教えてくれました。


息子さんとの旅の話(これは息子さんが代筆しているnoteにも書かれています)も
実際に話を聞くと熱がこもっていて聞き応えがありました。


そして、英揮さんに
「どんな小学校に行けばいいか悩む人が多い」と相談したんです。

どんな場所に行ったとしても本気で向き合って
子供を愛する覚悟が大事
だと教えてもらいました。


そっか。
場所を選べないなら、愛する覚悟を私が持てばいいんだ。
そう感じさせてくれた、大切な教えでした。


すごく本質的な言葉で、
私の心の中に一本の軸ができるように、ストンと言葉が刺さりました。


英揮さんの口癖は「素晴らしいね」。
人を心から受け入れる、本当に素敵な口癖です。



3日間、宮崎の素晴らしい場所に案内してくださいましたが、
英揮さんと過ごす移動時間こそが、
何よりも本質的なお話を伺えた最高の時間でした。


この3日間の滞在で、
自分の体の中にあるコンパスが
整ったような感覚になりました。

本質を知る“本物”と一緒に過ごすことが
どういうことなのか
肌で感じ取ることができた日々でした。


そして、最後に記念写真!

新月エコハウス 記念写真

あかりは英揮さんにもらった
かりんとうを嬉しそうに持ってにっこり笑顔!

英揮さんが車で宮崎港まで私たちを送ってくださり
「今度は冬においで!!』と言ってくださり
温かな気持ちでお別れをしました。


あぁ、名残惜しいな。
……そんな気持ちに浸るまもなく、
私は荷物を見て愕然としました。


私「龍太さん、お弁当、持ってる?」

龍太「え!!?知らないけども……」

私「……英揮さんの家に置いて来ちゃった」


すぐさま龍太さんは英揮さんに連絡!!
レンタカー返却の時間が迫るギリギリの時。
「オッケー!」とすぐさま返事をくださり、乗船手続きだけ済ませて
フェリーターミナルの外で英揮さんを待ちました。


ああぁ、やらかしてしまった。
申し訳なさすぎる。


罪悪感に押しつぶされそうになっていると
自転車に乗って颯爽と現れた英揮さん!!


お弁当の袋を笑顔で渡して下さり
「ビール、入れといた!!」と一言。


本当に最後のお別れを済ませ、
英揮さんは自転車で颯爽と走っていき
あまりの速さにすぐに姿が見えなくなりました。

かっこ良すぎる。

最後の最後まで、英揮さんの人間力の大きさに驚かされ、救われました。


こうして、私たちは無事に宮崎港のカーフェリーに乗り
船が出港しました。


帰りの船での出来事、嬉しい再会、
帰宅後に起こったあかりと私の変化。

もう少し、旅にお付き合いください。


《おまけ》

下の写真は、あかりが英揮さんにプレゼントしたい!と奈良から持ってきた
自転車の絵。



出会った時にあかりがプレゼントした絵と一緒に
新月エコハウスに飾ってくれていました。

松本秀樹さんのイラストと自転車の絵 あかりのプレゼント

また必ず、英揮さんがいる宮崎を訪れたいです。


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