ヨシダ珈琲豆店がオープンした年


2025年の年末に
この一年のことを
ちゃんと書き残しておきたくなりました。

ヨシダ珈琲豆店がオープンした年は、
家族にとって、とても大きな一年でした。

これは、夫の龍太さんへの手紙です。

同じように、家族で何かを始めたり、一歩踏み出そうとしている人にも、
そっと寄り添うものになったら嬉しいです。

珈琲の匂いがする日々

2024年の年末に、龍太さんが

「来年の今頃は、
お店をオープンしていたいな」

そう呟いたのを覚えています。

珈琲豆屋さんをすると決めて
焙煎の勉強をずっとして
夜も遅くまでパソコンや本を開いて勉強しているのを見ていました。
 

焙煎をした日は
服から珈琲のいい匂いがして、

娘のあかりが
「ママー!パパから珈琲の匂いするよー!」
と教えてくれて
その匂いが、私はとても好きでした。

工事とお店の内装デザインをしてくれる方と一緒に話を聞いたり、
お店の床に使う床の素材や色をどうするか

大阪のお店まで、
サンプルを一緒に見に行って
「これがいいんじゃない?」という
サンプルが共通していて

私たちの感覚は
やっぱり似てるんだなとも思いました。

帰りのお店で飲んだ、
桃の香りがする珈琲と、草の香りがする珈琲。
美味しかったね。

家族でペンキを塗った日

あかりが夏休みに入った頃

龍太さんが
「ペンキ塗りを一緒にしてくれないかな?」

そう言った時に

お店を、家族と一緒に
作り上げた場所にしたいんだなと思いました。

そして、
ペンキの下地が飛び散らないようにシートやテープで止める時
体が小さいあかりが大活躍したね。

私の不器用な貼り方で
ペンキの下地がはみ出しちゃったところが出てごめんね。

「かまわない」と笑ってくれて
ホッとしたよ。

音楽を流しながら
作業するのは、
私もあかりも楽しかったけど、
龍太さんがいちばん嬉しそうなのが、
私は嬉しかった。

まだ物がほとんど置かれていない広い店内で
私とあかりが
ダンスバトルして遊んだのもいい思い出です。

作業が終わった帰りに、
すぐ近くにあるテガイモンカフェさんでジュースをご馳走してくれて、ありがとう。

暑い日のジュースは体に沁みたね。

あかりが店内にいたマダムと
対等におしゃべりしていたのも、すごかったよね。

綺麗なフルーツポンチをすごく気に入っていて、その夏に2回頼んで飲んでたね。

オープン前の、余裕のなさ

振り返ると、
この頃がいちばん大変だったね。

オープン予定日が近づいてくると
あまりにもやることが沢山で
お互い余裕がなくて
喧嘩する時もあったね。

どちらが悪いとかは無くて、
どっちも真剣なだけだったね。

本音が聞けるケンカは
しんどいけれど
嫌ではなかったよ。

仲直りに
ケーキを買ってきてくれてありがとう。
思いがけずケーキを食べれた
あかりが、喜んでたね。

また喧嘩する時が
あると思うけれど
覚えていて欲しいのは
私が敵になることはないということです。

ずっと、私もあかりも
龍太さんの味方です。

あかりもどれだけ龍太さんを
応援しているか、
作ってくれた作品に出てるよね。

あかりが作ってくれた看板

あかりが作ってくれたバッチ

オープンした日

「どんなにおしかりを受けてもいいから、とにかく決めた日に店を開けよう」
龍太さんが覚悟を決めて
作業途中の一画を残しながらも
オープンした10月10日。

オープン初日は
あかりがパパ用に作ってくれた
一張羅のTシャツを着て行ったね。
あかりもパパがこんなに気に入ってくれた!と嬉しそうだったよ。


特に宣伝もしていないのに
お店を準備しているのを知っている人が訪ねてきてくれたり
お花をくれたりと
ビックリしたけど、嬉しかったね。

もらったお花の一部は
スワッグにして飾って残しておこう。

そうして
日が経つにつれて
お店に訪れる人が少しずつ増えてきたね。

ブラックコーヒーが飲めない、苦手というお客様に

「おきゃくさんの好きを探すお手伝いをするのが仕事ですから」

そう言っていたのが
いろんな豆の個性を楽しんで欲しいと言っていた
豆屋らしい言葉だなと思ったよ。

 
2階で私が施術をしている時
龍太さんが1階で焙煎を始めると

ふわっと、甘い珈琲の匂いがしてきて
お客さんと一緒に、その匂いを楽しんでいるよ。

だから、うるさすぎるかな?とか
気にしないで大丈夫。

お店をしていなければ
出会えなかった人がとても多くて。
人と出会うたびに

「この仕事をしていて、よかったな」と感じることが沢山あって

龍太さんも
これからたくさんの人と出会えて
もっともっと人生が豊かになっていくと感じています。

これからも、
家族で協力して
過ごしていこうね。

時には一緒に朝ごはんを食べに
お出かけできると
あかりが喜ぶよ。
 

仕事でも日常でも
良いものも大変なものも
積み重ねて思い出にしていきましょう。

いつもありがとう。

あかりが言っていたけれど
私も、そうだなと思った言葉があるよ。

「笑っていてくれれば、
それでいいよ」

これからも、
よろしくお願いします。

ヨシダ珈琲豆店の妻 吉田優子(ナンシー)

ヨシダ珈琲豆店→インスタグラム

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